2010年11月27日土曜日

迷走中


ハーレー班、迷走しております。
前々回のブログで書いた「対抗的ロイヤリティ」の仮説ですが…あさってのフィールドワークを前に院生の真木圭亮さんに相談したところ…
これまでに、他のチャプターに対抗意識を持っているような発言が一つでもあったのか?
理論に引っ張られすぎているのではないか?
とのご指摘を頂き、心当たりがありすぎて胸が痛くなっているところです。

ここが、定性研究の難しさかな、と思います。
フィールドワークで得られた声だけを追うと、理論と離れてしまって研究の意義がなくなってしまう。一方で、理論ありきで調査を進めようとすると、フィールドワークが活かせなくなってしまう。私個人的には、2年生の時の公文の研究でも理論を前提に結果を決め付けたインタビューを行って先方に不快感を与えてしまったことがあり、なんだかその時の苦い記憶がよみがえってくるようです。

三人で、もう一度これまでのフィールドノートを見返して、純粋にハーレーのチャプターで面白いと思うところを一から探してくることを宿題にしました。今日のグループワーク中に、ジョニーがふと「おれ、卒論発表会では映像とか作って、おれ達らしくたのしい感じでやりたいなー」なんて気の早いことをつぶやいていたのがなんだか印象的でした。あさってにフィールドワークを控えているため焦りはありますが、最高のラストを迎えるためにも、ここが踏ん張りどころのはずなのでなんとか乗り越えなければ・・・